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「半妖の夜叉姫」特集 弐の章 各話概要と考察

犬夜叉・殺生丸の娘達の物語「半妖の夜叉姫」の弐の章について、アニメ雑誌等の情報も加味しつつ考えていきます。基本的にはリアルタイム視聴後の感想をそのまま掲載しています。放送終了後に追記した部分は【追記】として明示しています。

考察するという性質上、このページには大いにネタバレを含みます。ご注意ください。

更新は(あまり早すぎるとよくない気がしますので)原則として放送日翌日夜以降です。最近は多忙のため遅れ気味。
最終更新日: 最終話追加。

壱の章のおさらい

幼いときに離ればなれになった殺生丸とりんの双子の娘「とわ」と「せつな」。 とわは時代樹の力で現代に飛ばされて現代で育つ。 14歳のあるとき、時代樹の力で時空を越えたせつなと再会する。

とわはせつなを覚えているが、せつなは「夢の胡蝶」なるものの影響でとわを覚えていない。 せつなは容赦なく斬りかかろうとするが、せつなと一緒に飛ばされてきた犬夜叉とかごめの娘「もろは」の仲裁で一応は敵対でない関係に持ち込む。 とわはせつなの記憶を取り戻すために戦国時代へ向かうことを決意する。

しかし、いざ戦国時代に行ってみるとせつなは退治屋の仕事、もろはは賞金稼ぎが目的で、夢の胡蝶探しにはあまり協力してもらえない。 それどころか、単に夢の胡蝶を見つければ終わりというわけではないらしい。もろはが現代で買った虫取り網では済まなさそうである。

「犬夜叉」完結後の十数年の間に「事件」があったようで、その事件には麒麟丸と是露そして殺生丸が絡んでいる。 事件の結果、犬夜叉とかごめは黒真珠の中に閉じ込められ、りんは時代樹の中に封印されている。 壱の章の時点で行方が分からない者も数多く、村に残る者も過去の話は語りたがらない。 紆余曲折の中で、とわは夢の胡蝶と麒麟丸・是露に関係があることを突き止め、戦いを挑むことにする。

壱の章の最終回、とわ・せつな・もろはの三人は麒麟丸と戦う。 ところが、今回は18話とは異なり下手に粘ってしまったためにせつながエラいことになってしまう。ぎゃーっ!
だが、それをきっかけとして、とわの大妖怪の血が覚醒する。 もろはも亡き祖父(犬の大将)の力を借りつつ参戦。 今ひとつやる気の無かった麒麟丸も宇宙妄想(?)を炸裂させるくらいには満足のいく戦いが出来たようだが、やはり実力差は埋められずとわともろはは敗退。 最愛の妹せつなを失い悲嘆しているところで、是露を追ったはずの殺生丸が戻ってくる。殺生丸は生やして使えと言わんばかりに折れた天生牙をとわに渡す。

「・・・試してみるか とわ。」

各話詳細

第25話「天生牙を持つということ」
概要
  • 是露を放置して光の速さで戻ってきた殺生丸から、折れた天生牙を渡されたとわ。
  • とわは妖気で天生牙の刀身を作ろうとするが中々上手くいかない。
  • そうこうしているうちに刀々斎が登場。天生牙の修理には3日ほどかかるので間に合わないとのこと。代わりに冥土の土産と表向き言いつつも生き返る前提でせつなの薙刀を鍛え直し始める(こちらは即日対応可)。
  • 薙刀を鍛え直し始めると魑魅魍魎がウヨウヨよってくるのでもろはが時間稼ぎ。実に迷惑な鍛え直しである。
  • 全妖力を注いで刀身を完成させ、せつなを救ったとわ。しかし妖力全消費状態のためその場に倒れるとわ・・・と思いきや殺生丸が抱きかかえる。娘が見ていなければ堂々とそういうことをするようである。もろはも刀々斎も眼中になし。
  • 魑魅魍魎の集合具合が限界に来たところで、殺生丸による呼びかけで目覚めるせつな。刀々斎から受け取った薙刀で魑魅魍魎を一掃。強ぇな!
  • 殺生丸が刀々斎に天生牙を預け恐喝することなく去って行ったのを見て、刀々斎から「しばらく見ないうちに器がでかくなったな」とのコメント。嫁の教育成果?
  • 刀々斎はとわに身の丈に合った刀を手に入れるように忠告する。「吸妖魂の根」なるものを手に入れろとも。なお、武器に関してもろはにはゼロ回答である。c(,Д、と⌒c)つ ナンデダヨー!
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今回は第二期の最初というだけあって作画が良いです。このまま維持してくれると大変嬉しいですが、さてどうなるか。

オープニングとエンディングの映像は大分最近のアニメっぽい雰囲気になりました。タイトルが出る位置が変則的だったり。

アニメ犬夜叉(無印版)にあったCM前後のアイキャッチ映像が突然復活しました。完結編にも壱の章にもなかったので、ここに来て復活するのは予想外。 また、多分今回だけだと思いますが番組中間のCM入りがやたら早かったです(通常は開始から11~14分くらいのところ、今回は7分でCM入り)。

オープニング後のスポンサーの所は今度はせつなが読み上げます。エンディング後はとわなので壱の章と逆になりました。

殺生丸様は相変わらずほぼ喋らず一切表情を変えません。むしろ今回はかなり喋った方では。

壱の章最終回から今回はシリアスな雰囲気ですが、邪見ともろはがいつも通りの癒やし枠です。

次回は予告映像にあった犬かごが出るのかと思いきや、妖怪退治回っぽい雰囲気です。

第26話「海の妖霊」
概要
  • 理玖が耳千里の元へ訪問。虹色真珠を集めなければならないらしい。しかし、手がかりが得られたかどうかは微妙な感じ。
  • せつなともろはは刀々斎の言う「吸妖魂の根」なるものを探す手がかりとなる朴仙翁の居所を探る。
  • せつなは折れた刀[1]でとわを危険な目に遭わせるわけにはいかないと考えている。とわもまた、もう後がない[2]せつなに無理をしないで欲しいと願っている。
  • 朴仙翁が何だったかを獣兵衛に尋ねるもろは。とてもわざとらしい態度で手がかりになる妖怪として海蛇女の件を教える。ただし、目を見るとアウトとのことで、普通に退治するのは困難。
  • 海蛇女は元は海を護る海蛇の妖霊「わたつみのたまひ」であり、難破した人間達を助けていた。そして、ある時に助けた人間の男に惹かれていた。彼女は海蛇の姿で会いに行くことを決める。
  • ところが、難破すると決まって海蛇を見かけることから海蛇は漁師達の間で諸悪の根源扱いされていた。このことを知らずに近寄ったためか、人間達から攻撃された上によりによって好きだった人間の男にとどめを刺されてしまう。むしろ人間に化けて会いにいった方が正解だったのでは・・・。
  • その結果として恨みの塊状態となり、海蛇女として(自分と同じ)美しい髪を持つ女性[3]を襲うようになる。
  • 目を合わせられないため、攻撃をまともに当てられないせつなともろは。そこに退治屋仲間とミラーレンズのサングラスを着けたとわ[4]が参戦。とわは海蛇女に立ち向かう
  • しかし、後先考えず勢いで突撃する戦い方のとわは海蛇女に動きを読まれる。攻撃を受けそうになるが、何者かがとわを助ける。とわを助けたのは理玖。
  • まともに戦っても埒が明かないため、せつなは「所縁の断ち切り」で海蛇女をどうにかできないかと考える。所縁の断ち切りの効果(?)[5]によってせつなは海蛇女と海蛇女が好きだった人間の男(既に石にされ、海底に沈んでいる)が繋がっていることに気付く。ところが、その男は断ち切らないでくれと願っている。
  • 所縁の断ち切りの導きで海に潜ると、海底で石にされた男を発見する。せつなは海蛇女が好きだった人間の男(の石像)を持って海上へ上がる。男の真意を知った海蛇女は恨みを忘れて消えて(沈んで?)いくのであった。
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放送開始直後の作品紹介的な説明の読み上げは、壱の章ではとわでしたが弐の章ではせつなに交代しました。文章も微妙に違います。

耳千里のシーン、一斉に色々しゃべり出すのでほぼ聞き取れません。理玖は果たして聞き取れたのか・・・!?

とわとせつなが互いを大事に思っているのが分かります。壱の章の最初は斬りかかっていた事から考えれば随分と良い関係になりました

もろはがぽろっといい思い出が1つもないとか言っています。ほんまに一体何があったんや・・・

今回のアイキャッチはもろはでした。3人のランダムかも知れません。そのうち無印犬夜叉のアイキャッチのように動いてくれると楽しいかもしれません。

理玖は敵対しているようでとわを助けてみたりと、相変わらず行動指針が謎です。

せつなの新武器「所縁の断ち切り」の効果は今ひとつ分かりませんが、何か見えない物で繋がっているものを見つける効果と、必要ならそれを断ち切ることができる(ただし今回はしなかった)感じでしょうか。

次回はりんが出てきそうです。朴仙翁にも会えそうです。

第27話「銀鱗の呪い」
概要
  • りんの封印されている時代樹の前に立つ殺生丸と邪見。邪見はりんが封印されるまでの経緯を回想する。
  • 14年前のある夜(妖霊星撃破の日?)りん(18歳)は是露に銀鱗の呪い[1]をかけられ同時に縁を結ばれる。呪いを解くには是露を倒すしかないが、是露が死ぬと縁の効果でりんも巻き添えになってしまう。
  • 是露は双子[2]の居場所を教えれば呪いを解いてやるという。しかし、母親のりんは双子に手をかけることは認めず、そうなるくらいであればここで死を選ぶという。是露は猶予を与えて去る。
  • 銀鱗の呪いによって倒れるりん。呪いの進行を遅らせるため、邪見は時代樹への封印を提案し実行する。邪見は(事情を知らない)犬夜叉とかごめが麒麟丸と是露を退治してしまうと懸念。
  • 少し場面が飛び、殺生丸は麒麟丸に協力を申し出る。その後、犬夜叉とかごめが封印される(壱の章で数回出たシーンと同じ)。
  • 再び場面が飛び、森の火事のシーン。せつなを回収したのは邪見だと判明する。
  • 銀鱗の呪いの進行を抑え切れていないことを懸念する邪見に、時代樹は夢の胡蝶を使い完全に眠らせることを提案する。邪見はせつなに夢の胡蝶のさなぎを植え付ける。
  • 一方、とわ・せつな・もろはの3人は朴仙翁を捜索。途中、虹色真珠を持った妖怪[3]に襲撃され、せつなが応戦するもやや苦戦。そこへ突然理玖が登場して妖怪は退治される。
  • せつなは理玖の目的を問うが、とわの用心棒をしているという程度でまともに答えず。去り際に朴仙翁の居場所への地図を渡す。
  • 一方、是露は再度虹色真珠を集めていた。真珠が7つ集まった際に、是露は理玖が麒麟丸の一部であった[4]ことを告げる。
  • 元々麒麟丸の一部であった理玖の見たものは麒麟丸へ筒抜けであるので、是露からつきまとうなと言われてしまう。理玖は是露のもとを去る。
  • もろはは朴仙翁から吸妖魂の根が産霊山にあることを聞き出し、産霊山の場所も聞き出す。3人は産霊山へ向かう。
  • 是露は虹色真珠の赤・金・銀にとわ・せつな・もろはの3人の記憶が上塗りされていることに気付く。半妖嫌いな是露としてはかなり不満なようである。
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久しぶりに色々情報が出た回です。多すぎて忙しいくらいです。

放送日は丁度アニメ犬夜叉の21周年の日でした。それを意識したのかそうでないのかは分かりませんが、今回は最近のアニメにしては珍しくいきなりオープニングから始まりました。

とわとせつなを産んだ時のりんの年齢が18歳だと判明しました。そして、せつながヴァイオリンで弾いている曲はりんの歌ということも分かりました。

りんが封印されるに至る経緯が分かりましたが、なぜ犬夜叉とかごめを封印せざるを得なかったのかについてはまだ話が繋がっていないように見えます。 犬夜叉とかごめに事情を伝えておけば何も考えず退治するということはあり得ないので、そうするのが真っ当なはずです。それが出来ない何かがあったということでしょう。

今回は理玖の出所が犬の大将と戦った際に折れた麒麟丸のツノという衝撃の事実(?)が発覚しました。 今の麒麟丸はツノ自体なくなっているので、負けたショックで残りを自分で折った・・・?のかもしれない。【追記】・・・と思ったらオープニングで生えてきてますね。収納式?

虹色真珠をとわとせつなに持たせておくことで二人の記憶が上塗りされていたようです。殺生丸による半妖嫌いな是露への嫌がらせ・・・
もろはが持っていた分もまたもろはの記憶で上塗りされています。十六夜が出てくるので、どちらかというとこっちの方がダメージが大きいかもしれない。 単なる嫌がらせではない気もしますが、単なる嫌がらせでもそれはそれで面白いか。

今回もやはりもろはが癒やし枠です。シリアスが続いているのでなおのことですね。シリアス展開はまだ続きそうな気配です。

第28話「産霊山の結界」
概要
  • とわ・せつな・もろはの3人は産霊山の入り口に到達する。産霊山には麒麟丸の娘:りおんが封印されている。
  • りおんはかつて麒麟丸に連れられて世界各地を巡り、麒麟丸の戦う様を見てきたようである。ところが、りおんはそれをあまり喜んではいない。
  • 麒麟丸は犬の大将に戦いを挑み敗北。無敗を破られた麒麟丸はかなりショックを受ける。自身への戒めとして折られたツノを分身とし、理玖に変える。切られた腕は是露の指示で骨喰いの井戸に不法投棄[1]する。
  • 産霊山に入った3人は結界[2]に阻まれるが、霊力のあるもろはだけは割とすんなりとりおんの元に辿り着く。りおんは産霊山から自分を連れ出して欲しいと考えているよう。
  • りおんから産霊山の結界は強い霊力がなければ通り抜けられないと聞いたもろはは、とわとせつなを助けに向かう。
  • とわとせつなは、結界の中で「守るべきもの」と「捨て去るもの」を問われる。
  • もろはは、結界の中へ行く途中であの世とこの世の境を通り抜け[3]、僅かな時間だが犬夜叉とかごめの姿を見る。
  • とわは、結界の中に再現された無人の現代の世界を歩き回る。結界の主からここは護るべき場所であると同時に捨て去る場所でもあると告げられる。
  • せつなは、結界の中で時代樹に封印された母:りんの姿を見る。時代樹からりんが母親であることを告げられ、せつなはりんを護るべきものなのだと考える。
  • とわを見つけたもろはは、結界を破りとわとともにせつなのいる時代樹の元へ辿り着く。
  • もろはは時代樹に父母のいた場所は何処なのかと尋ねる。時代樹はあの世とこの世の境とだけ答える。
  • 時代樹はせつなに所縁の断ち切りで母を救うことが出来ると告げる。せつなは母を救うと決意する。
  • 気がつくと3人はいつの間にかりおんの近くにいた。3人は夢だったのではないかと考えるが、りおんは夢ではないと告げる。りおんは3人に吸妖魂の根を渡す。
  • 場面が変わり現代。とわの担任:希林理先生は日暮神社へ参拝へ来ていた。どういうわけか四魂の玉の存在が無かったことになり骨喰いの井戸も消えてしまっている。希林理は現代の異変を感じているがどうすれば良いのか分からず、時代樹に尋ねるも返事は帰ってこない。
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先週に引き続き、色々情報が出た回です。今ひとつ目標が不明瞭だった3人にそれらしい目標が出てきました。

麒麟丸とその娘りおんの関係が分かってきました。 麒麟丸としては父が格好良く戦う姿を見せたいと思って連れ歩いていたようですが、りおんはむしろ戦って欲しくないと思っていそうなので完全にすれ違いです。

夢の胡蝶がやってきてりおんが目を覚ますというのは、麒麟丸が眠るとりおんが目覚め、麒麟丸が目覚めるとりおんが眠るという関係?かもしれません。

とわはもろはが介入したおかげで「守るべきもの」「捨て去るもの」を曖昧にしたまま結界を抜け出せた感がありますが、麒麟丸っぽい結界の主が言うには「現代に起こりつつある危機を救い、その危機を救った後は元あるべき場所(=戦国時代)に帰らねばならない」という意味ではないかと思います。

せつなは迷うことなくりんを護るべきものと認識しました。所縁の断ち切りで救うことが出来るという情報を得ましたので、これからの活躍に期待です。一方「捨て去るもの」についてはとわともろはの介入でやはり曖昧なまま結界を脱出しました。

もろはは霊力があるがゆえに完全には結界の影響下に入りませんでした。あの世とこの世の境で見た犬夜叉とかごめの姿も心から本当だとは信じていなさそう?

今回の謎は微妙にどっしり構えている犬夜叉とかごめです。あの世とこの世の境では老化せず空腹にもならない設定だとしても、普通であれば抜け出そうと色々するでしょうし、もろはを見つけた瞬間に跳んでいってもおかしくないでしょう。

色々考えた結果、犬夜叉とかごめの黒真珠封印は裏で殺生丸と話が付いており、もろはだけは一緒に連れて行かずに外に出しておくという事も何らかの理由で決まっていた、という説が浮上しました。 犬夜叉とかごめが案外冷静でいることと、もろはの成長について注目している(=何らかの役割を与えられている?)点がこの説を支持する理由です。 27話の邪見の発言を素直に聞くと「犬夜叉とかごめは是露を退治しないように封印された」と思ってしまいますが、実は封印するとも言っていません。この説が正しければそう勘違いさせるためのミスリードでしょう。

さて、ようやく本筋と思われる話が動きだし、ストーリーとして面白くなってきた感があります。

なお、今回のどうでもいい注目ポイント(?)はお肌テカテカの半裸麒麟丸です。なにを塗ったんでしょう??

第29話「りおんという名の少女」
概要
  • とわ・せつな・もろはの3人はりおんから吸妖魂の根を受け取る。そしてりおんは、麒麟丸を倒して欲しい[1]と告げる。
  • 実はりおんは既に死人であり、それを認められない麒麟丸が縁と夢の胡蝶で魂を強引に現世に繋ぎとめている。
  • りおんの願いは、自身の魂を解放しあの世へ行くこと、そして麒麟丸による末法末世の計画を阻止すること。
  • りおんが言うには、麒麟丸は時の風車を動かして未来へ行こうとしている。しかし、それを行うと現世[2]が消失してしまうのだという。
  • とわはそのようなりおんの姿を見て、何か裏があるのではないかと考えるせつなを無視し、りおんを助け出すと宣言する。
  • せつなは、りおんから縁の糸が伸びていることに気付く。りおんは麒麟丸との悪縁であろうと述べた上で、これを断ち切り成仏させて欲しいと言う。
  • せつなはりおんの願い通り、麒麟丸との縁の糸を断ち切ることを試みるが、夢の胡蝶の縛りを解いたのみで完全に断ち切ることは出来ず。
  • りおんの反抗に気付いた麒麟丸は、産霊山から出すまいとして再び「霊の器」に戻そうとする。しかし、りおんはそれを拒否し、霊の器を破壊して自身の骨と墓土を元に仮の体を作る。
  • りおんは吸妖魂の根を使い、産霊山を監視する麒麟丸の妖気を全て吸妖魂の根に封じ込め、結界を解く。この時、吸妖魂の根は「星斬りの笛」に変化する。
  • りおんは星斬りの笛をとわに渡し、道行きを共にさせて欲しいと言う。3人はそれを認める。
  • 直後、麒麟丸が産霊山からの脱出を阻止するために用意していた妖霊獣[3]の襲撃に遭う。
  • 妖霊中の猛攻に為す術のないとわ・せつな・もろは。そのとき、りおんはとわに星斬りの笛を吹くように言う。
  • 星斬りの笛を吹く[4]と、星の神様(天津甕星[5])が授けたという二本の剣の一つ「斬星剣[6]」が現れる。
  • 斬星剣は吸妖魂の根が元となっているためか、かなり強力に妖力を吸い取ることが出来る様子。最後は双頭の蒼龍破でとどめを刺す。
  • 3人はりおんと共に産霊山を下りているところで、殺生丸に会う。殺生丸はせつなに母(りん)を救う気概があるか確認し、その上で天生牙でせつなの夢を奪っていた胡蝶を切り裂く。
  • 殺生丸は去り際に「犬夜叉には会えたか?」ともろはに尋ねる。もろはがなぜそのことを知っているのか逆に尋ねると、それには特に答えることなく去っていく。
  • 産霊山を降りると理玖が待ち構えていた。りおんは理玖のことを知っており、暫くの間りおんは理玖とともに行動することになる。
  • りおんを見送った直後、せつなが突然倒れる。が、眠っただけなのであった。
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話の本筋に関わる難しい話は今回で一旦区切りのようです。

麒麟丸がかなり愛情を拗らせていることが明らかになりました。 殺生丸とは真逆で随分と過保護です。なんとも複雑な親子関係・・・。 (でも、麒麟丸主催世界一周ツアー(?)は楽しそうでしたね)

麒麟丸がなんで末法末世にしようとしているのか聞く前にとわが助ける宣言をしてしまったので、その裏側を聞くことが出来ませんでした。 まだ何か裏がありそうな気配があります。

今回、殺生丸が夢の胡蝶を斬りました。せつなの成長のためならば態と背水の陣にする方針のようです。もっと急いでりんを助けろというメッセージかもしれない。

また、殺生丸はもろはに犬夜叉に会えたかとあえて尋ねています。この行動にも何らかの意味がありそうです。 殺生丸はもろはという名を知っていますが、例の黒真珠事件前から知っていたのかどうかは気になります。

せつなは今回から眠れるようになりましたが、夢の胡蝶が原因とされていた「幼い頃の記憶消失」「人間になる日の消失」の二つがどうなるのかは分かりません。 この部分は次回以降で明かされるだろうと思われます。

もう一つの注目ポイントは、せつながどのような夢を見るようになるか?です。その夢は今までりんが見ていた(りんに見せていた)夢だと思われますので。 ひょっとしたら夢の中で何らかの導きがあるかもしれません。

第30話「退治屋翡翠」
概要
  • 楓の家で2日間眠ったまま[1]のせつな。とわと楓が目を離した隙に、愛矢姫[2]の配下の者に眠ったまま連れ去られる。
  • 愛矢姫の屋敷に連れ去られたせつなは、愛矢姫の話に少し同情して半ば強引ながら愛矢姫の替え玉を演じることになってしまう[3]
  • 替え玉として作法指南を受けることになったせつなだが、指南役としてやってきたのは金烏の替え玉としてやってきた翡翠[4]。当然互いにすぐ替え玉と気付く。
  • 翡翠はせつなに替え玉になった経緯などを話す。もはや替え玉の意味が無いが、時々扇谷柊弾正[5]が様子を見にやってくるのである程度は演技をしなければならない状況[6]
  • 翡翠は学問の話に絡めて身の上の話をする。幼い頃の翡翠は法師になるのだと思っていたが、法師は金烏が、武器工房は玉兎が継いでしまい、翡翠は目標を見失う。そんな中で道を示してくれたのが叔父の琥珀だという[7]。その後も家族の話をするが、家族とともに過ごしていなかったせつなには実感が湧かなかった様子。
  • そうしていると、愛矢姫の配下がやってきて愛矢姫が妖怪に襲われたとの知らせが入る。翡翠は金烏役を藁人形[8]にすり替えて愛矢姫を助けに向かう。
  • 翡翠は妖怪:蛸入道に捕まった愛矢姫を見つける。翡翠が蛸入道に攻撃しようとすると愛矢姫を盾にするので、なかなか手を出せない。手こずっていると、どこからともなく金烏と玉兎が現れて法力と兵器で翡翠に助太刀する。
  • 加勢はするが妖怪を倒しはしない金烏と玉兎、そしてやたらハイテンションの愛矢姫。何だか調子を狂わされる翡翠であったが、蛸入道の急所を見つけ出し、退治する。
  • 華麗な救出劇で翡翠に惚れてしまった愛矢姫は、駕籠に乗らずに翡翠と一緒に帰りたいと言う。しかし翡翠の方はそんな気が全くないので「雲母に乗りたいのだな!」と微妙に的外れなお返事。とは言えハイテンション愛矢姫としてはこれはこれでいい(?)ようである。
  • 屋敷に帰った愛矢姫は扇谷柊弾正に見つかり、説教される。翡翠は愛矢姫を見て「父親の望む通りには育たなさそうだな」と発言。この言葉はせつなには関係ないのだが、せつなは何か思うところがあるような表情。
  • 村へ戻ったせつなは殺生丸の言葉[9]を思い出しつつ1人で特訓を試みるも、やはり闇雲に何かをしても道は見えない。そこに、今朝から行方不明になったせつなを探し続けていたとわがやってくる。心配するとわに対して、眠ると碌なことにならないと言い楓の家に戻る。
  • 深夜。楓の家を抜け出したせつなは時代樹の側でヴァイオリンを弾く[10]。それを聞いたためか、とわとせつなの母:りんは封印されていながらも涙を流す。
コメント

今回はストーリーの本筋とは関係の無い気楽な回ですが、せつなの心情が垣間見える回です。 せつなは何としても母を救いたいと思っている。そして、殺生丸がその役目を自分に託しているということも察している。しかし、具体的に何をすればよいのか分からずそのことへの焦りがある。といった感じです。

一方、とわの心は相変わらずせつなに向かっており、母に対する感情はせつなと温度差があります。 これは、とわが現代の日暮家で家族同然に育てられた一方で、せつなには家族がいなかった(紫織は半妖の子供達の保護者であって、家族とはまた少し違う)という違いによるものだと思われます。

他、先週から気になっているのは、眠っていたせつなはどんな夢を見ていたのか?という点です。 序盤のとわの台詞に良い夢を見られているかなという趣旨の台詞があえてあることからすると、何か意味があるかも知れません(ないかも知れませんが)。

今回、少しだけ妖怪に避けられまくるもろはのシーンが入りました。 借金がようやく1両になったそうですが、紅夜叉の評判が広まりすぎて誰も戦ってくれなくなった・・・?のかも。

翡翠の身の上話は、進むべき道の話や家族の話など、若干ストーリーの本筋に関連している気もします。

あまり本筋ではない注目点としては、翡翠が無自覚に惚れさせるような行動を取っているところでしょうか。なかなか罪な男です。 言動についてもせつな姫とかさらっと言えてしまうところがプロ(?)です。とはいえ真面目なので「私の子を~」の台詞は流石に言いそうにありません。 今回はせつなと何か関係を深めるように見せかけて、愛矢姫が一方的に惚れてくる展開でした。この調子だと愛矢姫はまた出てきそうな予感です。

また、金烏と玉兎があまり危機感を持って妖怪と戦っていない点も裏に何かありそうです。 実は妖怪退治の賞金を取るための自演だったりして・・・。
翡翠の言う通り、何とも癖の強い一家である。翡翠も翡翠で裏声入場するとか、大概癖が強い気も。

細かいところでは、アバンタイトルがリニューアルされていたり、OP後のスポンサーのところのとわとせつなの立場が入れ替わったりしています。 タイトルコールが途中に入るのも最近では少し珍しいかも知れません(無印犬夜叉風?) なお、今回のアイキャッチは弥珊一家です。一家集合絵も珍しいかもしれません。

第31話「竹千代の依頼」
概要
  • 村人から山の妖怪退治を引き受け、待ち伏せするとわとせつな。そこへ岩石魔人[1]なる妖怪(?)が現れる。二人はとりあえず追い払うことに成功するも、命乞いをする姿を見て隙を見せたとわに危うさを感じたせつなは「あっちの世界[2]に戻った方がよいのではないか」ととわに言う。
  • 前回妖怪から逃げられ続けていたもろはは、原因を探るためにからかさ小僧[3]に化けて聞き取り調査を行う。どうやら 四魂の玉を浄化し奈落を滅したという伝説の半妖と巫女[4]の娘=もろは という評判が広まってしまったのが原因のようである。
  • 借金が残り一両[5]となるものの、誰も戦ってくれないので賞金が得られないもろは。そこへ、竹千代がやってきて1両の報酬で用心棒の依頼を持ちかける。
  • 場面が変わり、理玖に連れられたりおんは是露と面会[6]する。りおんは時の風車[7]を動かすのを阻止し、麒麟丸がこの世を消滅させるのを阻止したいとの思いを述べる。是露は心にとめておくとは言うもののその願いを聞き入れる様子はない。
  • 場面は戻り、せつなととわのシーン。せつなは口には出さないものの、母を救いたいということはもちろんだが、己の実力ではとわを守り切れないかも知れないという危機感を抱いている。
  • そこへ、琥珀と翡翠が現れる。琥珀は、とわが身の危険が迫っても逃げようとしないことを見抜いており、そこに危うさがあると指摘する。そのような芸当が許されるのは一切の隙を見せなかった殺生丸と桔梗くらいだと語る。翡翠は、縁の糸が見えないと言うせつなに「武具との信頼を深めることも重要ではないか>[8]」と助言する。
  • 一方もろはは、竹千代に連れられて竹千代の故郷・狸穴島へ到着する。そこへ八衛門狸[9]が現れ、もろはがいることに大変驚く[10]。もろはは両親を知っているのかと問いただすが、八衛門は ①相手が麒麟丸と殺生丸であること②事件以来一度も姿を見たことが無い ことを理由として生きていないだろうと述べる。もろはは両親を見かけたあの場所はあの世だったのだと思い込み、一瞬涙を浮かべるもすぐに普段通りのように振る舞ってごまかす[11]
  • 竹千代からの依頼はお家騒動の原因である満月狸を倒して欲しい(?)というもの。城に潜入する際、監視に見つかると云々という忠告を八衛門から受けるも無視して突撃するもろは。案の定見つかってえらいことに。
  • 再度場面が変わり、琥珀と共に妖怪退治に行くことになったせつなと、危うさを理由に置いていかれることになったとわが、二人で過ごす出発前日の夜。せつなはとわに「もう手を離してもよいのだぞ[12]」と伝える。そこへ岩石魔人がリベンジに現れる。相変わらずの猪突猛進スタイルで危うい状態になったとわだが、何とか倒すことに成功する。この戦いで、とわは逃げることを良しとしない自分の弱さを他者のせいにしていたのだと自覚する。
コメント

今回のアバンタイトルは台詞は前回と同じですが、BGMが変わっています。聞いた記憶がないので新曲だと思います。

今回はもろはにフォーカスした回と思いきや、とわの問題点を明らかにする回だったようです。 確かに、とわは怒りと勢いに任せて何の考えもなしに突っ込んでいくところがあります。そして、引き際を知らない。

始めるよりも撤退する方が難しいというのはよく言われる話ですが、第24話でせつながエラいことになってしまったのも実力をわきまえず、引き際を知らなかったことが遠因とも言えます。

せつなの思いも少し掘り下げられました。せつなは母:りんを救い、とわを守る決心をしている。一方で今の自分にはそれが出来るだけの実力がないことを自覚しているようです。 このあたりは実力を考えずに気分と雰囲気で動いてしまうとわとは対照的です。

やや深読みする場合、今回で少し心配しないといけないのはもろはです。 元々両親が生きていないと思っていた→(あの世とこの世の境で)両親の姿を見た→りおんから夢ではないと言われる→八衛門から再度「生きているとは思えない」とのコメント→結論として両親はあの世にいる、と思い込んでしまいました。 今回の戦略も作戦も何もない捨て身的な行動は、意識的か無意識的かはさておき、ひょっとしてあの世に行ってでも・・・なんて思ってはいないか。

どっちでもいい考察ポイントとしては、麒麟丸さんが相変わらずぬるぬるテカテカしています。第28話以来ずっとぬるぬるテカテカです。ぬるテカ。

またしばらくは本筋に関わる内容で、次回からはとわ・せつな・もろはの3人は分かれて行動しそうです。 というか次回予告の内容が忙しいです。

第32話「七星の小銀河」
概要
  • 前回のシーンの後、別々で行動することになったとわとせつな。それぞれの前に阿久留[1]が姿を現す。阿久留は現代から持ち込まれたハンドクリームに反応しているように見える。
  • その頃、是露は公家妖怪:七星[2]を訪ねる。是露は七星を脅し、この場所に罠を仕掛けることに同意させる。
  • とわはりおんと理玖とともに行動することになるが、そこへ麒麟丸が現れる。とわは今は戦うべき時ではないと頭では分かっているが、結局戦おうとしてしまい、危ないところを庇った理玖が目を負傷する。
  • 麒麟丸は、とわが阿久留の姿を見ることが出来ることに気付く。麒麟丸は一旦とわ達を見逃す。
  • せつなを含む退治屋一行は依頼元の五穀村へ到着する。この村は「五穀の恵み」と呼ばれるものの御利益で潤っているが、炎牛[3]の大群の襲撃に悩まされている。炎牛をけしかけているのは土地神である魔夜中。
  • 村の者は祈祷師を呼んで吹雪にすることで炎牛の襲撃を防いでいるが、吹雪のままでは生活できないので退治屋に依頼したとのこと。村人が土地神が村を襲う理由についてはぐらかす様子を見て、せつなと琥珀は何か裏があると気付く。
  • 狸平家の配下に捕らえられたもろははマルチツールナイフ[4]で牢から逃げ出し、弓矢を回収するために屋根裏で狸平家家老の狸穴将監と若君の菊之助[5]の様子をうかがう。
  • 状況から弓矢の回収を後回しにしたもろはは、一旦城から脱出するも狸平家配下に見つかり満月狸と戦うことになる。紅夜叉[6]で対抗しようとするも何か不味いことがあったようである。
コメント

前回に引き続き、3人それぞれが単独で行動中です。

とわとせつなの側に阿久留が姿を現しました。 ハンドクリームや自転車等の現代アイテムに反応しているようにも見えます。

麒麟丸は阿久留が犬の大将の一族にしか見えないと思っているようですが、実は邪見も見えています。 その他の人間が見えるかは未知数(今回は他の人が見ようとするとさっさと逃げてしまったので不明)なので、今のところ麒麟丸関係者が特別嫌われている(?)と考えておきます。

せつなは相変わらず冷静さを失わないという点で秀でています。炎牛の件も単に依頼を請けるだけでなく背景を探るような言動をしています。 とわは駄目だと思いつつもやっぱり猪突猛進です。駄目だと思い始めただけでも成長したと言えるかも知れません。 もろはは何だかんだ知恵は働きますが見通しが甘い気もします。現状は主に妖力の方で何とかしようとしていますが、霊力の方も大したもんだと思うので有効活用して欲しいところ。

麒麟丸の監視の目としても機能していた理玖の目ですが、今回負傷して見えなく(?)なりました。この状態が次回以降どれくらい継続するのかは不明ですが、しないならこのシーンの意味がないので暫くは継続すると思っておいて良さそうです。

今回もまた次回に続きます。隅沢氏が述べていたとおり今期は1話完結は少なそうです。

第33話「魔夜中の訪問者」
概要
  • 先週の続きで紅夜叉で満月狸に対抗しようとするも、技を跳ね返されてあえなく敗退。今週は八衛門と竹千代によって洞窟に逃げたものの寝たまま[1]
  • 川のほとりにいるとわ・りおん・理玖の3人。理玖の目は回復しそうにない。理玖はとわから花の香りがすることに気付き、これはハンドクリームの香り(ラベンダー)だと答える。理玖はその話の流れで思わせぶり発言をしてとわをからかう[2]
  • 退治屋の炎牛退治作戦のために必要な竹を薙刀で切るせつな。薙刀を薙刀として使うことはできるものの、相変わらず縁の斬り方が分からない(=母を救えない)ことに悩んでいる。
  • せつなが雲母で竹を運んでいる時、北の妖怪退治屋の一員である五郎[3]が墓の前で手を合わせているのに気付き、様子を見に行く。手を合わせているのは昨日せつなに退治された炎牛の墓であり、五郎はかわいそうなことだと述べる[4]
  • 翌朝、魔夜中は最後通牒として神器「五穀の恵み」の返還を要求するが、村側は拒否したため。炎牛の大群をけしかける。退治屋は炎牛の大群の撃退には成功するも、実はとどめを刺せていなかったため墓から出てきて再び暴れ回る。この際に「五穀の恵み」の周辺の結界も破られる。
  • 炎牛に手間取っているうちに魔夜中が「五穀の恵み」の近くまで潜入する。せつなはそれを阻止しようとするが、魔夜中と内通していた五郎に背後を取られて一旦気絶させられる。しかし、とどめを刺されることなく再び目を覚ます。どうやら魔夜中自身も「五穀の恵み」を取り返して何かしたいわけではなく、村に復讐したいわけでもなく、本当はどうしたいのか分かっていない。自身をもはや神ではない半端な存在であると思っている魔夜中は半妖であるならば自身の心情が分かるやも知れぬとして、これまでの経緯を打ち明ける。
  • 魔夜中は元は土地神:真昼間であった。真昼間は善良な村人に「五穀の恵み」を使い、村の生活を支えていた。ところがある時、村の外からやってきた者[5]が村長となった。その村長の娘:お華が貧困にあえぐ村人を見かねて真昼間に「五穀の恵み」を貸して欲しいと頼む。真昼間はお華の願いを聞き入れ「五穀の恵み」を貸すも、お華に貸したものはそのまま村長に奪われてしまう。
  • 神器を失った真昼間はもはや神ではなくなり、土地の守護も出来なくなる。真昼間はお華を経由して「五穀の恵み」を返してもらおうとするも、お華は村長が隠した神器を見つけ出せなかった。何度か繰り返すうちに、お華は村を捨てて真昼間と共に逃げ出したいと言うようになる。真昼間はそれを承諾したが、約束の日にお華が現れることはなかった。真昼間はお華にたぶらかされた上に神器も失った失意の中、諸国を放浪する。
  • 諸国を放浪して数十年の後に村に戻ってみると、お華は既にこの世を去っていた。村は大繁栄を遂げていたが「五穀の恵み」で数百年にわたって蓄積した富を僅か数十年で使い果たし、この先すぐに滅びゆくのは明らかであった[6]。全てを見限った真昼間は鬼神:魔夜中となった。
  • 実は、五郎は魔夜中(真昼間)とお華の間に生まれた子[7]であり、魔夜中はお華が真昼間を探し続け詫びながら死んでいったことも五郎から聞いて知っている。にもかかわらず、魔夜中も自身が何を目的に存在し、何故この村から離れられないでいるのか分からずにいた。魔夜中は五穀の恵みと何らかの縁が繋がっているせいではないかと語る。
  • せつなは、所縁の断ち切りによって魔夜中の言う通り「五穀の恵み」と縁が結ばれていることに気付くが、単にこれを斬れば良いということではないことを見抜く。所縁の断ち切りで縁の糸に触れると、魔夜中(真昼間)とお華の間にある並々ならぬ感情が流れ込んでくる。それを全て理解した上で、せつなは正しい縁の糸を断ち切る。
  • 縁の糸を断ち切ると「五穀の恵み」を祀る社の中からお華が現れる。お華は「五穀の恵み」の依り代として使われており、彼女の魂は生前と変わらぬ姿のまま真昼間を待ち続けていた。
  • 魔夜中は再び「真昼間」としてお華との約束の再会を果たす。全ての未練を断ち切った二人はともに天へ消えていった。
  • 全てを終えた退治屋一行は帰路につく。そのとき、せつなは何らかの異変を感じる。
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今回でせつなのストーリーが一旦区切りになりました。とわともろはのストーリーは次回持ち越しです。

今回はいつもの回と比べるとストーリーと演出に手が込んでいます。 アニメ版半妖の夜叉姫のベースは子供向けで難しい話は極力持ち込まない主義に見えますが、今回はそれなりに対象年齢を上げて内容にこだわった話に見えます。

所縁の断ち切りの機能と使い方は思ったより複雑なようです。 機能としては、所縁を可視化すること、所縁を感じ取ること、そしてそれを断ち切ることの3つがありそうです。

縁の糸を可視化する機能ですが、どうやら所縁の断ち切りを使う者が把握している範囲でしか見えないようです。 しかし、見えている縁の糸に触れることでそれに関連する所縁を感じ取ることができ、それを理解することでまた別の縁の糸が見えるようです。 つまり、所縁の断ち切りを正しく使うには断ち切る対象となる双方の所縁を理解しなければならないことになります。

また、断ち切る機能についても文字通り関係を絶つという単純なものではなく、双方の所縁を明らかにして対話の機会を与えるものでもあるようです。

とわともろはのストーリーが次回に持ち越しですが、せつなにも何か異変があります。次回予告でほぼバラしている気がしますがそれは置いておきましょう。

第34話「決戦の朔(前編)」
概要
  • 前回あっさりやられたもろはだったが、監視の目玉が月の出ている時しか働かない=朔の日は働かないことを好機と見て再潜入を目指す。
  • 一方で、朔のため妖力を失ったとわは、胡蝶の影響がなくなったせつなも同じ状態なのではないか[1]と心配する。
  • とわは、こんな大変な時にせつなの側にいられないことに無力感を抱いている。理玖はそんなとわの姿を、かつて犬の大将の危機を知りながら救うことが出来なかった是露と重ね合わせ、危うさを感じている[2]
  • 退治屋一行と共に行動するせつなは、とわの心配する通り妖力を失い宿に隠れている[3]。外では、雪入道なる妖怪がせつなの存在を嗅ぎ付けている。
  • 妖力を失ったせつなは強い不安感と眠気に襲われていた[4]。様子を見に来た翡翠に心配を掛けてすまないと詫びる。
  • 退治屋一行に迷惑をかけていることに責任を感じているせつなは、これからやってくる雪入道を撃退するための策をしたため、翡翠に託す[5]。策を書き終えたせつなは眠ってしまう。
  • 一方、もろはは現代のパンフレットやテレビで見た「はんぐぐらいだぁ」[6]を自作して狸穴島へ潜入し、弓を取り返す作戦を立てる。潜入にあたり、もろはは父母が過去に満月狸をどのように封印したのかを八衛門に尋ねる。
  • 八衛門によると、以前は犬夜叉・かごめ・弥勒・珊瑚の4人が狸穴将監と満月狸に立ち向かったという。満月狸はかごめが天空の矢襖[7]で封印し、犬夜叉が狸穴将監を撃退したのだという。
  • 八衛門はかごめの側にいたので、犬夜叉達が狸穴将監の妖術をどのように退けたのかを見ていない。その方法を知るために、竹千代の部下のタカマルを弥勒と珊瑚の元へ遣わす。
  • 八衛門の話の続きによると、ある時満月狸の封印が解けてしまい、それを好機に狸穴将監が一気に狸穴島を牛耳ってしまったのだという。狸穴将監は竹千代の弟:菊之助を傀儡として立てようとしていたため、その兄の竹千代にも危害が及びつつあった。八衛門は弥勒を経由して屍屋獣兵衛へ竹千代を預けたのだという。
コメント

朔の日の話ですが、実は放送日は本当に朔の日でした。 合わせたわけではないと思いますがな中々タイムリーです。

今回は次回(後編)に向けての準備のような回です。 前編と後編に分かれるのは珍しいですが、犬夜叉でいえば桃源郷の回がそうだったと思います。

今回でせつなが(幼い頃の記憶を失って以降)初めて妖力を失いました。 妖力を失う日は朔(新月)の日とは限らないのですが、犬の大将の血を引く半妖は朔の日で固定されているような雰囲気があります。

とわもそうでしたが、せつなもまた朔の日は比較的大人しい感じになります。 某雑誌でとわとせつなの声が似ている(ので被らないように気をつけている)という話がありましたが、今回の話し方のテンションだと確かにかなり似ています。

後半は八衛門の回想で、この部分はアニメ犬夜叉の雰囲気です。 天空の矢襖がかごめの技だとは思いませんでした。 ということは妖狼族の皆さんが頑張って教えたんだろうなと思います。

現代でぱっと見たものをそれなりに作り上げてしまうもろはは中々器用です。 テレビの怪盗って・・・中の人がキミの父親と同じあの人ですよね?

今回は準備の回で、話が色々回るのは多分後編だと思います。 次回はりんが喋るみたいですが、どのように何を喋るのかは不明です。

第35話「決戦の朔(後編)」
概要
  • 是露によって七星の屋敷へと連れ去られたとわ。是露は七星にとわの心に隠された闇を暴くように命じる。七星は常世の虫をとわに付け、苦しみと悲しみを暴こうとする。とわは抵抗しようとするも、妖力を失っているためか抗いきれない。
  • そのとき、殺生丸はりんの元へ出向いていた。りんは夢の胡蝶の影響がなくなり目覚めたが、急速に銀鱗の呪詛が進行[1]していた。りんは呪詛に苦しめられながらも最後にもう一度あの子達に会いたいと語る。さらに、とわが泣いていると伝える。
  • 一方、狸穴島には見張り兵の前に酔っ払った狸穴将監が現れる。兵はそのまま通すも、直後にもろはを捕らえた狸穴将監が現れて前に入った者は偽者だと言う。兵は慌てて城内に入った狸穴将監を捕らえに行くが、実はもろはを捕らえた狸穴将監は八衛門と竹千代が化けたものであった[2]
  • もろはは城内の混乱に乗じて潜入して弓矢を取り返すが、そこへ竹千代の弟:菊之助が現れる。菊之助は兄の竹千代の身を案じており、不甲斐ない自分のせいでこのようなことになってしまい、兄から憎まれているのではないかと考えている。もろはは竹千代は恨んでなどいないと伝える。
  • 2人が会話をしていると、満月狸が菊之助にもろはを捕らえるように語りかける。もろはは破魔の矢で満月狸に攻撃しようとするも全く効かず[3]、危ないところをタカマルに助けられる。もろはは菊之助を連れて一旦逃亡する。
  • 一方、せつなを追ってきた妖怪:雪入道に狙われている退治屋一行。前回せつなが書いた作戦書[4]を元に、妙に手の込んだ仕掛け[5]等々で雪入道をどこか遠くへ吹っ飛ばす。あまりに緩い(?)戦いのため翡翠が「一晩中こんな調子なんでしょうか?」とやや呆れ気味。再度戻ってきた雪入道は別の仕掛けで再び吹っ飛ばされ、恐らくこれが一晩中繰り返された。
  • 再び狸穴島。城内が混乱している隙に八衛門と竹千代は家臣へ反乱を起こすように焚きつける。狸穴将監に不満を持つものの渋々従っていた者達は反乱に同意する。
  • その頃もろはは自作のハングライダーで追っ手を攪乱したあと、狸穴島の塔の地下にある満月狸の本体を破壊しに行く。もろはは守り神とされる満月狸に何らかの呪詛がかかっていること見抜き、封印の矢ではなく破魔の矢で退治する。退治すると塔が崩壊しもろはと菊之助が巻き込まれそうになるも、八衛門と竹千代に助けられる[6]
  • 全てを失った狸穴将監はもろはに最後の戦いを挑む。もろはは弥勒から狸穴将監の天地返しへの対抗策が書かれた文[7]を受け取っていたが、まだ読み切れていない。仕方なく竹千代に文を持たせてぶっつけ本番で実践することに。
  • 狸穴将監は想定通りもろはの攻撃を天地返しで跳ね返す。もろはは書かれているとおりやってみるが出来る気がしない。竹千代の応援ももらいつつ竹千代とともに天地返し返し[8]と唱えると、天地返しされた技が跳ね返り再び狸穴将監の方へ行き命中。狸穴将監は吹っ飛ばされて空の彼方へ。
  • 狸穴将監の呪詛が解け、満月狸は元の守り神へと戻った。狸平家の後継については竹千代は継がず、菊之助に譲ることになる。こうして狸平家のお家騒動は決着する。
  • 夜が明けると、せつなは妖力を取り戻し目覚める。宿を出ると雪入道は既に退治されていた。退治屋一行は帰路につく。
  • 一方とわは、七星に全ての心の闇を暴かれてしまったようである。とわの心は怒りに満ちていた。
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今回でもろはのストーリーが完結しました。残るはとわのストーリーですが、こちらは来週に持ち越しです。 来週もまだ3人は合流しそうにないですが、もろはとせつなの仕事は一旦終わっているので近いうちに合流するかもしれません。

銀鱗の呪詛の進行は思ったより速そうです。ああ辛い・・・。殺生丸様は相変わらず何も喋りませんが、留美子先生から喋り過ぎてはいけないという趣旨のチェックが入っているそうなので仕方ないところ。

もろはは考えて行動さえすればそれなりに強くて賢いんですが、割と行き当たりばったりが多い印象。 そういう意味ではとわと同じく危なっかしい行動をしています。 ただ、色々道具は準備していたりと力押しの一点張りではないのである程度救われている点もあります。

監督によれば、次回から最終回までノンストップだそうです。 途中に緩い話が挟まることはなさそう。 動向がよく分からない人(鋼牙などの妖狼族周辺、七宝など)が何名かいますが、果たしてどうなるのか。

次回はとわの過去に注目する話になりそうです。せつなが再度りんに会うようですのでそちらも注目です。

第36話「永遠にない場所」
概要
  • 是露に命じられた七星は、常世の虫によってとわの心に隠された闇を暴く[1]
  • とわの過去のある一面は、せつなの手を離してしまったことへの後悔。とわは日暮草太家の家族として迎え入れられたが、それでも妹のせつなへの罪悪感を忘れることはなかった。是露は金色真珠に重なったせつなの記憶を見せ、せつなはお前のことなど気にもかけていなかった[2]と言い、負の感情を呼び起こして追い詰める。
  • とわの過去の別の一面は、現代社会と自身の存在とのギャップ。自身には人間離れした能力もあり、世間からはそれを隠しつつもどこか浮いた人間として暮らさねばならなかった[3]。是露は仮初の家族から哀れみの笑顔を向けられ、さぞ寂しかったであろう[4]と述べる。
  • 朔が明けるまで精神攻撃を受け続けたとわ。朔が明けた頃には負の感情に支配され暴走状態に。七星は即座に斬られ絶命、是露にも斬りかかる勢いであった。
  • 是露の狙いは自身を殺させ、りんも道連れにさせることで、とわに取り返しの付かない後悔の念を抱かせて苦しめようというもの。理玖はそれに気付きとわを制止しようとするもやめる気配はない。
  • 一方、前回りんの言葉を聞いた殺生丸は、何やら面倒くさい妖怪[5]に襲われている退治屋一行を見つけ出し、せつなに母:りんの元へ行くように命じる。
  • せつなはりんが封印されている時代樹の所へ行く。呪詛の進行が早いことに驚き、すぐさま所縁の断ち切りで是露との縁を断ち切ろうとする。しかし、それをりんが止める。りんが言うには、それでは是露が救われないのだという。
  • りんは、とわと是露を救って欲しいとせつなに願う。その方法を問うせつなに、りんは"あるもの"をせつなに預ける。せつなは急ぎとわの元へ向かう。
コメント

今回からノンストップだそうですが、重たい話が続きます。 重たいことを気にしてか、七星が変態的(?)な行動に走ります。むしろ空気読めと怒られそうな勢いです。

今回は是露が徹底的に記憶の負の側面を強調しますが、決して孤独ではなかったことは認識しておく必要があります。 留美子先生もその辺は強調していたそうなので、そこが展開の鍵になるのだと思います。

殺生丸と琥珀が多分子供の時以来久しぶりに会いました。 久しぶりにもかかわらずブランクを感じさせない会話です。

次回はもろはに黒真珠が渡ります。りんがせつなに託したものが明かされるのかは不明です。あと、知らない名前のキャラクターが出ます(単発?)。

第37話「是露の想い」
概要
  • 先週に引き続き暴走状態のとわは理玖を押しのけて是露に切りかかろうとする。是露はそのとわに犬の大将の姿を見る[1]。是露は森を焼くように指示したのは自分だと言い、さらに憎悪を煽る。
  • りおんが思うには、是露の半妖への憎悪は、半妖の手でりおんが死んだことを後悔し、是露の弟である麒麟丸のことを思うが故なのだという。
  • とわが是露の攻撃を退け、斬りかかろうとする寸前にせつなが飛び込んで止める。せつなは落ち着くように言うがとわの暴走は止まらない。
  • せつなはりんから預かった「自身の記憶」をとわに見せ、思いを打ち明ける。とわは是露と七星に暴かれた数々の記憶は決して孤独ではなかったと自覚し、是露への憎悪が消える。
  • もはやとわが自身に斬りかかることはないと悟った是露は、りんを道連れに自ら命を絶つことを画策する。その時、せつなの所縁の断ち切りが是露と犬の大将の縁を見つけ出す。
  • 犬の大将が死んだあの日[2]、是露は四魂の玉の予言でそれを知っていたにもかかわらず、大将に限ってそのようになるはずはないという考えもあって助けに行かなかったことを強く後悔していた。
  • 後悔の念に苛まれていたことを自覚した是露は、犬の大将の幻影を見る。大将は是露に想いを伝え、是露殿はそのままでいいのだと伝える。
  • 縺れた心の糸を解かれた是露は、とわとせつなに謝罪と感謝の言葉を述べ、もう思い残すことはないと言う。りんへの呪詛も解き、道連れのための縁の糸もほどく。りんは殺生丸の腕の中で目を覚ます。
  • 是露は理玖に自身を刺殺させる。死ぬ間際にとわとせつなにりおんの最期について伝える。りおんは半妖である逆叉によって殺されたのだという。
  • 麒麟丸と通じる理玖を通して麒麟丸へ最期の言葉を伝える。ここにいる夜叉姫たちは麒麟丸を倒すかもしれないが、麒麟丸のみならずりおんを救う存在かもしれないと言い残す。
  • 一方、邪見とともにいるもろはは時代樹の前で殺生丸と会う。もろはは殺生丸から黒真珠[3]を受け取る。
  • 黒真珠の中に両親がいると知りつつも会いに行く決心がが付かないもろは。まごまごしているところで麒麟丸が現れて黒真珠を奪い取る。麒麟丸は黒真珠と引き換えに阿久留を連れて来いと言う。
コメント

今回で殺生丸家の問題が解決されました。 りんの呪詛が解け殺生丸の腕の中で目を覚まします。 エンディングも特別演出になっています。

今回で是露が退場しました。 第23話(壱の章)にあった「是露が現代にいたころのとわに似ている云々」というのは、結果的に見捨てる形になってしまったこと、それを後悔し続けているからだろうかという印象です。 現代の異変などはまま置いたままになっているので、年明け以降は焦点がもろはの方に移ると思われます。

突然に逆叉なる半妖が回想で出現しました。 名前がついているのに今回で終わりというのは流石になさそうなのでまた出てくる気かもしれません。

次回はたぶんもろはが中心になって話が展開します。 スペシャルPVが公開されていましたので、これを見れば大体どうしようとしているかは読めるかもしれません。

第38話「東雲の麒麟丸」
概要
  • もろはから黒真珠を奪い、返して欲しければ阿久留を連れてくるように言う麒麟丸。
  • 麒麟丸が言うには、阿久留は時空を越える時の風車を動かすを力を持つが、その姿を見ることが出来るのは時代に選ばれた者[1]だけなのだという。
  • もろはは麒麟丸の交換条件を拒否。紅夜叉で徹底抗戦の構え。
  • 是露を倒したとわとせつなは、理玖とりおんと別れて母のいる時代樹の所へ向かう。二人が去った後、りおんは麒麟丸を討つ覚悟で理玖に協力を求める。しかし、麒麟丸を討つことは分身である理玖の死を意味する。
  • 理玖は生まれて初めて自分を「人」として扱い[2]、何の疑いもなく接してくれたとわに恋という感情を教えられたのだという。もはやこの気持ちだけで十分で、もはや思い残すことはないと言う。理玖はりおんに命を預ける。
  • 麒麟丸と戦闘中のもろはを見つけたとわとせつなは参戦を申し出る。その様子を見かねた殺生丸は「とっとと(黒真珠の中へ?)行けいいものを。」とやや不満げに戦闘に介入[3]。麒麟丸の標的を娘達から自分に移し、黒真珠を奪い返す。
  • ところが、再びとわ・せつな・もろはが介入。麒麟丸はそこそこダメージを受ける[4]。せっかく標的を逸らしたのに再び3人が標的に。殺生丸は「よけいなことを・・・」という表情。
  • 勝負を邪魔された麒麟丸は怒り狂い、500年前に犬の大将に放った自信作(?)の巨大妖火球を夜叉姫3人に放つ[5]
  • 殺生丸は巨大妖火球を素手で受けて麒麟丸のプライド(?)を潰しにかかる。しかし受け止めはしたものの、黒真珠を飛ばして夜叉姫三人を黒真珠の中に閉じ込めるのが精一杯で、そのまま森の中に墜落。そのまま気配を消す。
  • 黒真珠に取り込まれたとわせつなもろはの3人はあの世とこの世の境にいた。そこへかごめが現れ、もろはは母親と再会する[6]。遅れて父親の犬夜叉がやってきて、もろはに気付く。
コメント

今回から後半クールと言うことでオープニングとエンディングが変わりました。 オープニングエンディング共にだいぶ最近のアニメ風になりました。

麒麟丸さんは本編でぬるぬるしていたと思ったらオープニングでも脱ぎ始めました (^_^;見せたがりですね

まだ蝶モチーフの映像があったのでまだ夢の胡蝶は関係がある・・・のかもしれません。

エンディングは着物姿のとわ&せつなと巫女服もろはが見られます。

今回殺生丸が麒麟丸の巨大妖火球を素手で受け止めてえらいことになったのを見て爆砕牙使ったらいいのではと思っていましたが、先の映像からすると斬っても2つに割れるだけで後ろへの被害は減らない気がするのでやむを得ないか。 いっそ斬らずに打ち返せたらいいんですけどね。いやそれはもはやギャグか。

犬夜叉とかごめに会う話をあんまり引っ張らなかったので、ここからは10話くらいで現代の妖霊星をどうにかする話になりそう・・・な気がします。 ただ、尺が大分残っているので何か新ネタを放り込んでくるかもしれません。 現代の異変も何か関係あるかも。

次回はもろはが犬夜叉と再会します。そして七宝が出てきます。七宝はちっちゃいままだった!

第39話「親子の再会」
概要
  • かごめはとわとせつなが殺生丸とりんの娘だと知る。とわが見覚えがある現代の制服[1]を着ていることに気付き更に驚く。
  • もろはは父親である犬夜叉と再会する。互いにどう声をかけたらいいか分からず謎の睨み合いが発生するも、かごめととわが背中を押して(物理)二人は抱き合う。「お前のことを片時も思わなかったことはなかった。」
  • りんと邪見は殺生丸を見つけ出す。麒麟丸の妖火球を受けて魄[2]を失いつつあるとのこと。麒麟丸の妖気を拭い取れるのは「吸妖魂の根」が必要だが、それは黒真珠の中のとわが斬星剣の形で持っている。そこで人頭杖で黒真珠を探すことに[3]
  • 一方、黒真珠の中にいるとわ・せつな・もろは・犬夜叉・かごめの5人は池(?)のほとりで会話をする。かごめはとわから現代の状況について聞く。スマートフォンなどの新デバイスや草太の結婚に驚く。じいちゃん・ママ・ブヨが元気そうなことにも喜ぶ[4]。なお、黒真珠の中はどうやら年はあまり取らないらしい。
  • とわとせつなは殺生丸のことを心配する。犬夜叉は殺生丸がそんな簡単にやられたりはしないという趣旨の話を微妙に空気が読めない感じで言ってしまったため、かごめのおすわりを喰らう[5]
  • 場面が変わってとある狐妖怪の学舎。そこでは七宝が老師の姿で子狐たちに狐妖術の講座を開いていた。が、実は老師の姿は仮の姿で実は青年・・・と思いきやいつも通りの姿。狐妖怪の九尾から犬夜叉とかごめの娘が見つかったとの噂話を聞く。七宝は狐妖術:不羈奔放[6]で犬夜叉とかごめの所縁の場所に向かう。
  • 黒真珠を拾った竹千代は麒麟丸から逃げようとするも発見されてしまう。危ないところで邪見とりんが現れて立ちはだかる。りんの危機を察した殺生丸が最後の気力を振り絞ってやってくる。
  • 流石に殺生丸も満身創痍で危なそうだというところで、先の不羈奔放で飛んできた七宝が現れる。竹千代は七宝がそれなりの狐妖術の使い手であると見て、七宝と共に不羈奔放でどこかへ逃げる。
  • 麒麟丸は現代にいる希林理を使って知った現代の話を語る。どうやら現代にまもなく妖霊星が落ちてくる[7]とのことである。麒麟丸は人間はどうでもいいと思っているが、妖霊星を真っ二つにすることで最強を証明したいらしい。
  • 再び黒真珠の中。5人は天生牙を呼び寄せて火の国の門を経由して黒真珠から出る作戦を立てる。
コメント

今回で犬夜叉&かごめともろはが完全に再会しました。長かった・・・ もろはを抱き上げるシーンは中々のものです。「お前のことを片時も思わなかったことはなかった。」

かごめはとわを経由して現代のことを知りますが、何だかんだで十数年経つと時代も変わるようです。ギャップ。

今回は第一話からずっと姿を見せなかった七宝が登場しました。 大人になった・・・ということはなくちっちゃいままです。

現代で何が起こるかについては今回で判明しました。 なんか人々の記憶がおかしくなっているという別の異変があった気がしますが、そっちはどうなるんでしょう。 また、現代の希林先生と戦国の麒麟丸のスタンスがだいぶ違うような気がしますが、こちらもなんででしょう(^_^; まだ10話近くあるのでその辺については一応回収出来る・・・かな?

第40話「三姫の脱出」
概要
  • とわ、せつな、もろは、犬夜叉、かごめの5人は犬の大将の墓[1]へ向かう。
  • 犬夜叉はとわに天生牙を呼び寄せる[2]ように言う。
  • とわは天生牙を呼び寄せることに成功する。その際のとばっちりで殺生丸と対峙していた麒麟丸が吹き飛ばされる(?)。
  • りんと邪見は殺生丸を時代樹のもとへ運ぶ[3]。とわは何だかんだで抜けなくなった[4]天生牙を引き抜く。
  • とわ、せつな、もろは、犬夜叉、かごめの5人は天生牙を使い、火の国の門[5]経由であの世とこの世の境から脱出する。
  • 七宝とともに脱出した竹千代は退治屋の里へ辿り着く。麒麟丸が犬夜叉達を狙っているという話を聞いた珊瑚は、準備していた漆黒の飛来骨[6]なるものを使うときが来たという。
  • 七宝と竹千代は火の国へ犬夜叉達を迎えに行く。5人+竹千代は七宝に頼んで殺生丸の元へ行く。
  • 骨喰いの井戸の側に来たものの、殺生丸はいない。とわとせつなは天生牙の導きで時代樹の中にいる殺生丸の元へ向かう。
  • とわは殺生丸にまとわりつく麒麟丸の妖気を吸妖魂の根で吸い取る。殺生丸はやめろ[7]という。
  • とわは麒麟丸の妖気を吸妖魂の根で吸い取りつくしたが、麒麟丸の妖気を代わりにすべて受けたとわが倒れてしまう。
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今回は黒真珠から脱出するという繋ぎのような回です。 漆黒の飛来骨なるものは多分翡翠が使うんだと思います。

七宝と犬夜叉&かごめの再会が何となく淡々と流れてしまった気がしますが急ぎだから仕方ない・・・ですかね。

最後にとわが倒れたどうしようという場面で次回へ続きます。 番組表によれば阿久留が何かをしようとしている気配があります。

第41話「阿久留のかざぐるま」
概要
  • 現代では妖霊星の影響で不穏な異変が起こっている。現代においてその原因が妖霊星であると知っているのは麒麟丸の分身の一人である希林理[1]ただ一人。
  • 先週、麒麟丸の妖気を吸い取って倒れたとわ[2]。そこに阿久留[3]が現れ、手に持っている風車でとわに何かをする。すると、とわは何事もなかったように目を覚ます。
  • とわが目を覚ますと時代樹の精霊が現れ、現代に行き妖霊星を破壊して異物[4]を排除するように命令する。りんは殺生丸の妻としての覚悟を決め、娘達を送り出す。とわとせつなは時の風車へ向かう。
  • 一方、骨喰いの井戸に座る犬夜叉とかごめともろは。かごめはもろはに、ここはとても大事な場所[5]だと語る。
  • かごめはもろはに新しい弓をプレゼントする。あの世とこの世の境にいたときに作ったものだそうである。
  • 犬夜叉とかごめともろはの前に麒麟丸[6]が現れる。麒麟丸に対抗するために親子で共闘する。
  • 麒麟丸と戦っているところでとわとせつながやってくる。阿久留はもろはも一緒に連れて行きたいという仕草。麒麟丸は犬夜叉とかごめに任せて[7]、もろははとわ・せつなと共に時の風車へ向かう。
  • 理玖を連れて行動するりおんだが、りおんは急に体が動かなくなる。麒麟丸によると、紛いものの体では魄が時と共に失われていき、なくなると動けなくなるそうである[8]。麒麟丸はりおんに魄を補充し、話をしようと持ちかけるがりおんは無視。
  • 弥勒と珊瑚は麒麟丸を倒すために行動を開始する。先週の黒いやつは珊瑚が使うようである。普通の方は翡翠が継いでしまったので確かにそうなるか。
  • 邪見の案内で御母堂様の館に到着したとわ・せつな・もろは。3人はそこで時の風車の見つける。
  • 再び現代。希林理は既に滅んだはずの屍舞烏が令和の時代に現れたことに気付く。彼は今の自分に何ができるのだろうかと自問する。
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三姫に時の風車(?)で現代に行き、妖霊星を破壊するという新たな目標が設定されました。 しかし、時の風車を動かすとこの世が消滅するみたいな話しがあったような。 そのあたりの設定がどう絡むのか。

今回のハイライトは、娘達を送り出すりんの場面と犬かごもろはの親子共闘のシーンあたりです。 殺生丸の妻として、使命のある娘達を覚悟を決めて送り出す。強い母です。が、さすがに涙を流さずにはいられないよう。 犬かごもろはの共闘シーンはもろはが早速新しい弓を使います。やっぱり妖力より霊力で戦う方が強いのではなどと思ったり。 個人的には「娘には指一本触れさせねぇぞ」は言ってくれてよかったです。

次回は現代に向かうところまででしょうか。時の風車には何やら怪しげな番人(?)がいるようです。ネタキャラの香りが・・・

第42話「崩壊する時の風車」
概要
  • 前回、邪見の案内で御母堂様[1]の館に到着したとわ・せつな・もろは。御母堂によれば3人は既に阿久留に選ばれており、時の風車に行けば時は越えられるとのこと。
  • しかし、無理に時を越えようとして時空の狭間に飲まれた物の怨念が冥道でさまよい続け、時の風車が回るのを妨げているとのこと[2]
  • 御母堂の冥道石から冥道丸なる者[3]が現れる。彼は時代に選ばれし者だという三人を見て「何これ、おもしろい[4]」とコメント。戦うことになる。
  • 一方、りおんに魄を補充した麒麟丸は、自分が未来(令和)に行き妖霊星を撃破して最強の称号を手に入れることと、斬星剣の呪詛でとわの魂を奪い取りりおんの肉体とする[5]ことを狙っている。
  • 理玖はとわを犠牲にするのは見過ごせないと言い、麒麟丸に立ち向かう。りおんも覚悟を決めてあずさのゆみはり[6]で参戦し麒麟丸と戦う。
  • 再び冥道丸との戦い。やたらハイテンションでとわ・せつな・もろはに襲いかかる。冥道丸は案外強くなかなか攻撃出来ない。そこで、もろはは母:かごめからもらった弓を使う[7]。油断していた冥道丸はかなりの打撃を受ける。
  • せつなはもろはの攻撃を受けた冥道丸から多数の縁の糸が出ていることに気付く。せつなは縁の糸を切るためにとわともろはに協力を求める。
  • りおんは理玖と協力して麒麟丸を追い詰める。しかし「父を殺してみよ」と言う麒麟丸に腰が退けてとどめが刺せず、反撃され理玖が刺されてしまう。麒麟丸は理玖を失ったことにショックを受けるりおんを強制的に連れて行く。
  • もろはの矢が尽きてしまったため、とわが吸妖魂で冥道丸から妖気を奪い取って攻撃する。せつなはすぐさま縁の糸を見抜き、所縁の断ち切りで縁の糸を切る。冥道丸は全ての恨み嫉みを断ち切り消えていく。その様子を見物している御母堂はとわの持つ剣が天津甕星の剣だと見抜く。
  • 御母堂は、とわの持つ斬星剣に魂を奪い取る呪いがかけられており、いずれは肉体を奪い取られると警告する。しかし、とわはりおんの言う麒麟丸を斬星剣で倒して欲しいとの言葉を信じ、呪いがあろうと使いこなすと宣言する。御母堂は「好きにするがいい」とコメント。
  • 三人は阿久留と共に時の風車に向かい、虹色の廊下(もろはによる表現)を通って現代へ向かう。
  • 少し遅れてやってきた麒麟丸は三人を現代に行かせまいとして時の風車に何かしらの攻撃をする[8]。麒麟丸は時の風車に強引に入り込む[9]
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麒麟丸の狙いがある程度分かりました。 一つ目は現代の妖霊星を撃破して最強の称号を手に入れること、二つ目は斬星剣の呪いを使ってりおんの魂移しの為の肉体を手に入れることです。 なかなか愛情が歪んでいます(^_^;

一方、希林先生は純粋に現代の危機を心配していて、麒麟丸の良心成分のような雰囲気です。 第28話の言い振りからすると、時代樹を敵とは思っていない感じです。若干の食い違いです。

冥道丸なる者は今回のネタキャラ枠(?)です。 恨みを募らせるとなんか面白い性格になるようです。

次回は現代編です。残り6話ですが何だかゆるい気配。 これって没になったらしい「殺生丸の娘達が現代に蘇った妖怪を退治する案」の名残ではないかと思いました。

なお、いよいよクライマックスが近いっぽいので次回からは概略を書かずにコメントだけにする予定です。本放送や配信を見ましょう、ということで。

第43話「暗転の舞台」
概要

クライマックスが近いっぽいので概略は省略。公式サイトを参照のこと → 半妖の夜叉姫 43話のストーリー

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約40話ぶりくらいに現代に戻ってきました。 第28話くらいで現代の異変(井戸が消える・四魂の玉が無かったことになっている)が色々あったはずですが、とりあえず気付かずに流れました。

希林先生はあまり敵という気がしませんが、何か企んでいそうな気もします。 麒麟丸はことごとく分身に裏切られています。かわいそうに・・・ 奈落さんも裏切られてましたけど

展開は某アニオリ文化祭を思い起こす感じです。 そして日暮家の者は何事にも動じないという伝統は引き継がれているようです。

これ、あと5回で終わるのん?なんて思いますが、残り5話でもまだ無理ではなさそうなので様子見です。
第一期前半クールのOP/EDのアーティストが再びOP/ED来るのは終わりフラグという気もしたんですが、今回のある意味サービス回のためにそうしたというのであれば読めません。
(ちなみに、前半で心配だった数字はそこそこで安定なので終わっても終わらなくても当初計画通りだと思います)

第44話「妖霊星が墜ちる時」
概要

クライマックスが近いっぽいので概略は省略。公式サイトを参照のこと → 半妖の夜叉姫 44話のストーリー

コメント

希林先生の意図が何となく判明しました。 全ての妖怪を根絶やしにするみたいな目標のようです。極端ダァ・・・

殺生丸様はようやくモアイ状態(?)から回復してきました。 次回くらいで戻るかもしれません。

次回で再び戦国に戻るっぽい感じです。 次回予告によれば妖霊星の中にいたものは妖霊蝶なるものらしいです。

第45話「希林理の妖征伐」
概要

クライマックスが近いっぽいので概略は省略。公式サイトを参照のこと → 半妖の夜叉姫 45話のストーリー

コメント

希林先生にかなりラスボス感が出てきました。 目標は妖怪の根絶やし(?)のように思われます。 りおんを上手く籠絡し、娘大好きな麒麟丸も協力者に仕立て上げました。

麒麟丸周辺で希林理に逆らう者は理玖だけになりました。 どういう立ち回りをするのかには注目です。

先週、現代に残されたとわ、せつな、もろはは今回で戦国に戻りました。 状況が状況なのであまりのんびりはしていられないでしょうね。 とわと草太の演出が今生の別れっぽかったので、とわは最終的に戦国で暮らすことになるのかなという印象です。

とわの殺生丸の呼び方は「父上」になるようです。 最終的に姉妹は「父上」「母上」呼びに落ち着きそうです。

オープニングのアレの正体が妖霊蝶なるものだと分かりました。 まさかの搭乗式。なんとなくサンライズっぽさがあります。

犬夜叉でお馴染みのキャラクターは後方支援に徹する展開になりそうです。 ただし、殺生丸だけはある程度前面に出るかもしれません。
りんを逃がさないのは麒麟丸への当てつけだろうか・・・?

今期で終わるんだろうかと思っていましたが、終われそうな気もしてきました。 細かい部分はともかく、主要なテーマは終わってしまいましたので当然かもしれません。
ちなみに、アニメ雑誌の放送予定によると最終回タイトルは未定だそうです。

第46話「絶望の妖霊蝶」
概要

クライマックスが近いっぽいので概略は省略。公式サイトを参照のこと → 半妖の夜叉姫 46話のストーリー

コメント

全開の予想通り犬夜叉でお馴染みのキャラクターは後方支援に徹する展開です。 ただし、殺生丸は麒麟丸の相手をしてます。割と喋ります。

妖霊蝶の中での行動は希林理の相手をするとわ・理玖とりおんを説得するせつな・もろはに分かれました。 理玖は何か重要なことに気付いたようですが排除されてしまいました。

前から思っていましたがせつなともろはは結構良い連携をしてます。 縁の糸、強い霊力のおかげ(?)でもろはでも切れるんですね。

今回耳に付いたのは珊瑚のテーマソングの新バージョンっぽいものです。 以前にも流れたのかもしれませんが、私は今回ではじめて気付きました。 あまり流れてない曲も結構あるんじゃないだろうか。みんなサントラを買おう(?)

とうとう残り2話です。最終回タイトルは伏せられていましたが、次回放送終了後にさてどうなるか。

第47話「父と娘と」
概要

クライマックスが近いので概略は省略。公式サイトを参照のこと → 半妖の夜叉姫 47話のストーリー

コメント

本筋のストーリーは今回で完結という感じです。 オープニング前から怒濤の展開です。というかものすごく速い。

とわ・せつな・もろはや犬夜叉・殺生丸・弥勒・珊瑚周辺の主要なキャラクターの生き残りはほぼ確定しましたが、例外的に麒麟丸の関係者は誰一人生き残れなかったという感じです。 りおんは元から死人なので基本的には仕方無しですが、麒麟丸自身と分身二人も残念ながらです。 一応救いはそれなりにあったのかなという印象です。 次回で何か起こる可能性もないとは言えませんが、可能性は低いでしょう。 (追記)と思っていましたが・・・!?

最終回は大団円的な話のように見えます。 とわとせつなは殺生丸&りんと共に、もろはは犬夜叉&かごめと共にその後を過ごすことになりそうです。 何だかんだで第一話は犬夜叉の後日譚だったので、後日譚に始まり後日譚に終わる感じかもしれません。

第48話「永遠に続く未来」
概要

クライマックスなので概略は省略。公式サイトを参照のこと → 半妖の夜叉姫 48話のストーリー

コメント

前回でメインストーリーは終わっているのでおまけみたいな感じと思っていましたが、理玖が復活するというサプライズが用意されていました。 番組表の声の出演でもわざと書かなかった感じです。

基本的にほのぼのした雰囲気で進行します。 とわとせつなにはりんからエンディングのあの着物が贈られます。 もろはは若干残されていた借金返済を済ませました。

中盤頃でとわとせつなが殺生丸の意図は何だったのか?という考察をします。 流石に厳しすぎるのではないかとの話が出ますが、世間的な殺生丸のイメージからするとそういう厳しい教育方針(?)になるのかもしれません。かな?
二次創作の世界では原作終了から10年以上経過して大分丸くなっていた感がありますが(^_^;

3人揃って伊予の国へ!という感じで終わりましたが、あまり終わりらしくない終わり方です。 その気になれば再び何かできなくはないというのを残した?のかもしれません。

伏線諸々はメインストーリーに関わる部分は概ね回収したのかなという感じですが、あまり深く考えても特に意味はない系もそこそこありました。 犬夜叉を熟知している人しか気づかない系の伏線っぽいものは基本的に置いたままだった気もします。

余裕があれば作品全体の後評みたいなものをまた後日用意したいと思います。